映画の感想です
※この内容はすべて個人の感想です
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黎明見ました
作品はキャストではなく脚本で決まるのだなと痛感した
いや、これは多分初心者にはわかりやすい話ではあったんだろうと思う。
黎明→継承の順番で見たかった… EDも西川の兄貴がロックで〆て欲しかった…。
さてまぁ、本編の感想なんだけど、あんなに一瞬だけの安倍晴明って勿体無くないですかね?!
もっと安倍晴明を中心に進んでもよかったんですよ!?
と思うぐらい安倍晴明がちょっとしか出てこなかった。
「鬼」としてまつろわぬ民を虐殺していくシーンについては、「史実の裏側〜!!!」とテンションが上がってしまった。
国立民俗学博物館が出版した「驚異と怪異 想像界の生きものたち」という書には、
少し気味悪いことが起こると都に報告され、軒廊御卜という占いが開かれる。(中略)その現象が怪異か否か、発信した神仏等は何か、何の予兆なのか、対処法はなどを判断し、怪異と認定されると、その神仏にお詫びの使者を立て、天皇は一定期間謹慎により誠意を示すことで対処…
とあるため、あの茶番は毎回行われてたんだろうな。
今回の「鬼退治」も、修験者を筆頭にした「神仏にお詫びの使者」を使いに出してるし。
あの時代は今以上、まつろわぬ民やサンカがたくさんいて、何かが起きるたびに「怪異」として処理されたんだろうな。
今回の映画は冒頭でそこを見せてくれたのが嬉しかった。
あと長谷部と源氏兄弟の移動手段が腑に落ちませんでしたね…
何のために長谷部のケツが爆発したんだ…(ケツ爆発のシーンはない)
人の姿をしているとはいえ、武器の付喪神、
飛行機に乗る前の金属探知機で引っかかってしまう可能性大→陸路と海路しか移動手段がない。
と思っていたのに、堂々と飛行機使って来る所に疑問を感じてしまった。
京都から東京を飛行機で移動???飛行機乗る為だけに一回大阪入りしたって事??
嘘だろ??新幹線のほうが楽だぞ???
それとも兄者が乗りたいって言ったのか???
なら…仕方ないかな…。
兄者だし…。
いやそれでも、あんなに堂々と刀持って移動しているところはなんとかして欲しかった…。
他の.5でも、刀剣男士だとバレないようにしていたわけだし、三日月☾ ウインクで誤魔化せた描写があるなら、源氏✦Wウインクで誤魔化すシーンが欲しかったし、そこを見せてくれたらもっと腑に落ちたと思う。
そしてホラー描画として注意喚起が飛び交った表現なんだが、個人的にはホラー描画というより、びっくり表現だと思った。
ネット黎明期の「ウォーリーを探さないで」などのFlash黄金時代育ちには、「懐かしい表現来たな…」ぐらいだった。
若い子には耐性がないのは仕方ないけど、あんなにガッツリ注意喚起がされてたから、「どんなホラー表現が来るんだろう!」ってワクワクしてたのに…
「和製ホラー的なホラー描画です!」って言われてたので、
てっきり得体の知れない何かが蠢いているけれど、正体がわからないまま話が進むような、そういうのを期待してしまった。
ミッドサマーの、森から叫び声が聞こえるけど、仲間が半分ぐらい何かしらの理由で居なくなってきてるし、仲間割れし始めてるから違和感を共有できず、事態が進んでいくみたいな…そういうのを…期待してしまった。
過剰な期待はいかんわな。
そして育児放棄&家庭内暴力表現なんだけどさ〜!!!
もっと汚くても良くない!?イブキくんのシャツピンシャキじゃん!?!?
襟もバッチリじゃん!?髪の毛もサラッサラッじゃん!?!?
タケルくんの襟元もちゃんとしてんじゃん?!?!なんでだよ!!!
シャツはクソヨレヨレシワシワ、うっすらシミアリ、
幼児服は買う金がないからサイズの違う服を着ているor季節感がない服を着ている&二人の髪は脂でギトってる。
ってのがさぁ欲しかったんだよ…!!
二人の生活状況を見る限り、それが正解だと思ってた…
でも二人の服装や室内で感じた違和感を、自分なりに解釈すると。
元々母親がいたけれど、なんらかの理由で家庭内の経済状況が悪化し、元々の家に住めなくなった→ボロアパートに引っ越し→引っ越しと同時に母親蒸発→自暴自棄になり暴力をふるい始める父親と、耐える子供たち→まともな家庭で育った事があるので食後の食器は下げる、風呂は毎日入る、衣服は着替える事が身に付いている。
という事なのかなぁと思ったりした。
二回目を見たときに気がついたんだけど、あの家は家具にシールがあんまり貼られてないし、窓にもシールが貼られたり、剥がした後がなかった。
多分、父親が常にイラついているので、家具にシールを貼ったら即殴られたりしたんだろうし、窓にはギットギトのヤニ汚れがあったから、窓を開けて換気する事はなかった家庭なんだろうな…
って思ったけど、窓開けてたら日常的に子供殴ってる音聞こえちゃうから、ってのもあるんだろうな。
その後タケルくん死亡→骨壷と遺影→イブキくんが耐えきれずに倒れてしまう。
死亡したては死んでしまったという実感があったけど、葬式中はきっと実感が無くて、呆然としてたまま全部が進んでいったんだろうな…
そしてイブキくんが倒れた時なんだけど、もしかしたら、あれお骨拾い終わってすぐじゃない???
骨の姿になっても生前の姿は残るし、骨を骨壷に収めても全部は持っていけない。 イブキくんは普段のストレス+自分の過失を責め続けながら、骨になったタケルくんを見て耐え切れなかったんだろうな。
そこに時間遡行軍が漬け込んだんだろうなぁ…、と考察してた。
そして各本丸からの応援シーンなんだけど、ここのシーンの前田くんの顔付きがおかしいほどゴルゴの顔立ちになってる、いつものキララジャンプしそうなキララ顔の前田くんはどこに行ったの!?一人だけ作画が劇画だったよ!??
そしてこういうシーンこそ同田貫出してやってよ!!絶対大喜びで戦うじゃん!!
あと槍出してよ!!槍の戦い方を!!銀幕で再び見せてよ!!!
と思ったけど、過剰な期待はいかんわな。
三日月仮審神者の行動が「理由はともかく人を殺してはいけない」「何においても無血解決が最良思想」が全話面的に出てて
「平穏無事で、不自由の無い環境で育ったJKが自分の気持ちをゴリ押ししてる」と言う感想だった。
Bluetooth対応ヘッドホンを友人に勧められて、すぐに買えちゃうような子と、
親に日常的に暴力を振るわれ、大切な弟が自分のせいで死んでしまった子が同じ価値観なわけないじゃん……
弟に渡したおもちゃがスーパーボールなんだぞ、金銭感覚どころか価値観までもが絶対に違うやつじゃん…
貴方の声を聞いて!って言われても「全員殺す」しか無いじゃん… 未成年に未成年のケアをさせるな…
総評
とうらぶの和製ガチホラー(びっくり表現無し)映画が見たいので、次の実写映画化はそっち方面でよろしくお願いします。
後超個人的な意見としては、三日月役の顔の右半分が崩れているように見えてならなかった。 K2を読んでるから、専門職でもない人間があれこれ言うのは医学生病でしかないけど、2回目見て確信した。やっぱり少し右半分が下がってる。
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